ニュージーランドで交通事故が多いのは中国人観光客が原因?―中国紙

Record China    2017年7月7日(金) 17時40分

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4日、中国青年報によると、ニュージーランド統計局はこのほど、5月に同国を訪れた中国人観光客は2万7568人に上ったと発表した。たびたび発生する交通事故の原因は中国人観光客にあると考える人がいると説明している。写真はニュージーランド。

2017年7月4日、中国青年報によると、ニュージーランド統計局はこのほど、5月に同国を訪れた中国人観光客は2万7568人に上ったと発表した。中国人客の増加は今後も続くとみられている。

記事によると、米国やカナダなどと違い、ニュージーランドでは極めて多くの観光客がドライブ旅行を選択している。記事は「南島では運転中に歩行者をほとんど見かけないため『運転環境は安全』と思われがち」とした上で、「実際のところニュージーランドの交通事故率は異常に高い」と指摘。経済協力開発機構(OECD)の統計として「ニュージーランドでは2015年に10万人中、6.94人が交通事故で死亡。この比率はOECD加盟国の中で8番目に高い」と伝えた。

記事はまた、ニュージーランドでたびたび発生する交通事故の原因は中国人観光客にあると考える人がいることを説明している。15年2月には中国出身のドライバーが引き起こした事故で5歳の女の子が死亡、16年2月は中国人による危険運転が原因でバイクの運転手がその場で亡くなる事故が起きた。さらに同年8月には中国人留学生が起こした事故で相手の馬が死亡、17年2月は中国人ドライバーとカナダ人観光客との間で衝突事故が起きており、現地では中国のドライバーに対するバッシングの声が上がったという。

ただ、海外の運転免許証を持つドライバーが2010〜15年に起こした交通事故は全体の6%、死傷事故をドライバーの国・地域別で見た場合、中国はオーストラリア、ドイツに次ぐ3番目とのデータがあり、記事は「オーストラリアからの観光客が起こす重大な交通事故は多いが、現地メディアは事故後の情報をほとんど報じない」とも指摘した。(翻訳・編集/野谷

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