2008年4月28日、「中国新聞網」は27日に湖南省で行われた危険極まりない綱渡りのもようを報じた。

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地上45mの高さに張られた2本のワイヤー上を、普通乗用車を運転して移動するという、まさに命がけの挑戦を行ったのは河南省出身の劉鎖柱（リウ・スオジュー）さん、48歳。湖南省平衛県を流れる涙羅江の両岸の高さ45mにあるスタート台まで車ごと吊り上げられた劉さんは、27日午前11時すぎ、1万人を超える大観衆が見守るなか、230m離れた向こう岸をめざし、車をゆっくりと動かし始めた。

車中の劉さんの声は、マイクを通じてスピーカーで流されるため観客に聞こえる仕組み。「風が強くて揺れる」「後ろに車体が傾きすぎて前が見えない」などの状況が劉さんから説明されるたびに、観客からは声援が飛んだ。

途中、突然車のドアが開いた時には悲鳴が上がったが、前方確認のためだと説明されると安堵のため息が。同11時32分、クラクションを鳴らしながら車は向こう岸のゴール台に無事到着した。車での綱渡り230mは中国一の記録だという。（翻訳・編集/本郷）