良心の呵責!38年前に盗んだ金を被害者に返した男―江蘇省揚州市

Record China    2008年4月27日(日) 9時53分

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23日、江蘇省揚州市に住む劉文迅さんが、隣の市の「陳良心」という人から突然2万元(約28万円)の送金を受け取った。何かの間違いだろうと思ったが、送金票の通信欄を見て事態がわかった。資料写真。

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2008年4月26日、大衆網によると、江蘇省揚州市に住む劉文迅(リウ・ウェンシュン)さんが23日、隣の市の「陳良心(チェン・リャンシン)」という人から突然2万元(約28万円)の送金を受け取った。何かの間違いだろうと思ったが、送金票の通信欄を見て事態がわかった。

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1970年、劉さんが20歳を過ぎた時のこと、劉さんの父親が家によく来ていた陳(チェン)という人に当時自宅の建設資金にするつもりで貯めた2000元を貸した。当時ほとんどの人の給与が30〜40元。だが、その人は半年もしないうちに、返してくれた。

父親はその人の誠実さが嬉しくて、家でごちそうし、帰りが不便だろうと、泊めさせた。翌朝、父親がその人を見送って戻ると、返してもらったはずの2000元が見当たらない。陳さんに盗まれた可能性が大きいと思ったが、証拠がないため本人に聞くこともできない。当時警察に届けるという意識も薄かったので、最後はそのままうやむやになってしまった。

今回送られてきた送金票の通信欄には、「皆さん、お元気ですか?私はひどい男です。皆さんの大金を持ち出したことを思い出すと、良心の呵責を感じます。2万元は当時の2000元の価値には及びませんが、これで精一杯です。どうぞ受け取って下さい」と書かれていたのだった。(翻訳・編集/佳佳)

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