<続報>聖火リレーでチベット旗振った中国人留学生の情報流出、大学側が調査を開始―米国

Record China    2008年4月26日(土) 18時50分

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24日、米サンフランシスコの北京五輪聖火リレーでチベット旗を振った中国人女子留学生の個人情報がネット上で流出したことを受け、大学側は調査を開始した。写真はサンフランシスコでの聖火リレー。

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2008年4月24日、今月9日、米サンフランシスコで行われた北京五輪聖火リレーで、チベット旗を振ったことが原因で、デューク大学に在籍する中国人女子留学生・王千源(ワン・チエンユエン)さんの個人情報が同大のサイトから流出したことを受け、大学側は管理責任を追及するため調査を開始した。同日付で米・中国語ニュースサイト「多維新聞網」が伝えた。

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「チベット独立を支持する団体と中国人学生との対話を促したかった。チベット旗を振ってはいるが、人権を訴えただけ。独立を支持してはいない」と王さんは語る。しかし、同大の中国学生学者聯誼会(DCSSA)のサイト上に個人と実家の情報が掲載されたことで、王さんのもとには抗議のメールや電話が殺到したという。

同大の学生団体らは、ネット上での個人攻撃を非常に重く受け止め、DCSSAへの調査を大学側に要請。それを受け、学生団体が組織する“学生政府(Student Government)”は委員会を発足し、DCSSAに対して調査と話し合いを行うことを決定した。両者の話し合いは今月22日に行われ、学生政府は現在、DCSSA側に責任があるか否か、またDCSSAを除名するか否かを調査している。なお、決定は今秋にも下される見通し。

王さんを支持する学生団体、デューク保守聯盟(Duke Conservative Union)の執行長ジェイムス・ディールさんは、「多維新聞網」の取材に応じて、「個人情報を流布した人物の特定を進めるべき」との意見を述べると同時に、「DCSSAは内部情報を十分に管理していない」とその責任を指摘した。(翻訳・編集/下妻)

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