THAAD報復、中国の韓国産食品輸入拒否、4倍近くに急増―韓国メディア

Record China    2017年6月26日(月) 18時50分

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25日、韓国と中国の高高度防衛ミサイル配備をめぐる対立が高まった今年3〜4月に中国に輸出された韓国産食品に対し中国税関が輸入許可を出さなかった事例が前年同期に比べ急増したことが分かった。資料写真。

2017年6月25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国と中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる対立が高まった今年3〜4月に中国に輸出された韓国産食品に対し中国税関が輸入許可を出さなかった事例は計95件で、前年同期の25件に比べ4倍近くに急増したことが分かった。中国メディアの環球網が伝えた。

韓国農水産食品流通公社が明らかにしたもので、輸入拒否された製品は、菓子類、飲料類、海藻類などだという。

中国が3〜4月に輸入拒否した全食品のうち、韓国産が占める割合は、前年同期の1%未満から14.5%に拡大した。1〜4月の累積件数も前年同期の49件から102件へと大きく増えている。

輸入拒否の理由は、食品自体の問題ではなく、全体の約半分である50件が「ラベリングと包装」の問題だった。中国は包装紙の中国語表記と文字サイズまで厳しく規定している。

農水産食品流通公社の関係者は「中国の食品輸入規定自体は昨年と同じだが、THAADの影響で以前より適用が厳格化されていると推定される」とし、輸出業者の支援事業などを継続的に行う計画だと語った。(翻訳・編集/柳川)

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