日本のホテルで働く私が見た、アジア系の客と日本人客の違い―在日中国人

Record China    2019年4月26日(金) 22時10分

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24日、中文導報網は、日本のホテルで客室係として働く中国人が寄稿したコラムを掲載した。資料写真。

2019年4月24日、日本の華字紙・中文導報は、日本のホテルで客室係として働く中国人が寄稿したコラムを掲載した。以下はその概要。

メーデー(労働節)を控え、桜の花盛りの春、全世界の観光客が日本に押し寄せているが、アジアから来たお客様が宿泊した後の客室は、日本人のお客様と比較すると使い方が汚い。

韓国人のお客様の客室は、まるで戦争の後のような残酷さで、スナック菓子の“死体”が転がっていた。ごみはごみ箱に捨てず、床やじゅうたんの上に食べ散らかし、バスルームならタイルの上に捨ててあった。

香港人のお客様の客室は、香水と食べ物のにおいが混ざった悪臭が窓を開けても消えず、バスルームには使用済みのティッシュが散らかっていた。無くなったスリッパの片方は、シーツの中で見つかり、食べ残したカップラーメンやご飯にはふたもせず、使い捨ての食器ごと机の上に放置されていた。

日本人のお客様はごみ処理の点でマナーが良い。まとめてごみ箱に捨てるし、入りきらなければごみ袋を用意してまとめておいてくれる。後で客室係が掃除をする時、そのまま袋を持って行けばいいので、スタッフの負担も減る。

また日本語では、客室係のスタッフを「客室メーク係」と呼ぶ。まるで女性に化粧をするように、客室を清潔で整頓された空間へと生まれ変わらせるからだ。そのためには業務用の大型扇風機を三日三晩まわして無味無臭になるよう換気したり、掃除器でピーナッツの食べかすも残らないよう、隅々まで細心の注意を払って掃除している。においも食べかすも、お客様にとってはアレルギー源かもしれないからだ。次に入室したお客様がピーナッツアレルギーを持っていたら、命に関わることにもなりかねない。

清掃以外にも、客室メーク係は現場で臨機応変にお客様に対応しなければならない。例えば、病気のお客様や違法行為や犯罪に手を染めているお客様、酒に酔って暴れるお客様や神経質なお客様など、見つけたら最悪な状況になる前にフロントに連絡しなければならない。「この仕事を長くやっていると、中国アニメの『Black Cat Detective(黒猫警長)』みたいに、善人と悪人を一目で見抜けるようになりますね」と、私は先輩と笑って話している。(翻訳・編集/原邦之

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