結婚のプレッシャーに悩む中国人、ネット恋愛コンサルティングが人気に―米紙

人民網日本語版    2017年6月23日(金) 16時40分

拡大

梁雪萌(音訳)さんは毎晩ネットを閲覧し、中国で今最も人気があるコラムニストでネット有名人のAyawawaの最新投稿を読んでいる。資料写真。

梁雪萌(音訳)さんは毎晩ネットを閲覧し、中国で今最も人気があるコラムニストでネット有名人のAyawawa (楊冰陽)の最新投稿を読んでいる。「彼女から多くの事を学んだ。最初の結婚に失敗する前に、彼女の意見を参考にできていたら…」と梁さんは話した。米ニューヨークタイムズ紙の報道を引用して環球時報が伝えた。

Ayawawaは、楊氷陽のハンドルネームで、オンラインで恋愛コンサルティングを行っている。主に、結婚を切望している都市部の女性からの恋愛相談に答え、ネット上で人気が高まった。彼女の微博(ウェイボー)には、280万人のフォロワーがいる。中国では、結婚に対するプレッシャーが高いことから、視聴率が飛びぬけて高いお見合い番組や公開お見合いイベントが数多く誕生した。また、独身者に恋愛や結婚に関するアドバイスを行うAyawawaのようなコラムニストも数多く出現している。

「これらのコラムニストが男女の型にはまったイメージを固定化している」という批判的な声もある。だが、Ayawawaは、自分は現実にしっかり向き合っているだけだと反論する。彼女は、「私たちが住む世界は、価値観によってがんじがらめにされている。私が受けている批判は、男女によってさまざまな現実的な話を取り上げたことによる」と指摘した。女性に対する彼女のアドバイスには、「男性に主導権を取らせること」、「最初のうちは、デートの約束のために自分から電話しないこと」、「デートする前の数カ月は、男性と関係を持たないこと」などがある。伴侶を探している1人の若い女性に対して、彼女は、「プライドを持つこと。自分自身に対してもっと投資しなさい」とアドバイスした。この投資には、時間的投資と金銭的投資の両方が含まれている。また、別の恋愛コンサルタントの陸●(●=王偏に其)氏は、「(批判者の)提案は、社会科学・心理学的研究に立脚している。女性をより強くしたいために、彼女らに現実主義者になるように仕向け、男性から何を得たいかを自分自身で認識するよう仕向けている」との見方を示した。これに対して、「これらの提案を聞いた多くの女性が、努力して仕事に取り組むことや事業の成功よりも結婚の方が大事という価値観を抱く恐れがある」といった批判的な意見も挙がっている。

梁さんは、これらの批判に納得していない。彼女は、「Ayawawaのアドバイスを聞くと、精神的に安定する。おかげさまで婚約することができた」と話した。彼女はAyawawaの他のフォロワーと同様、自分自身の「伴侶としての価値」を高める目的で、ダイエットに取り組み、化粧のスキルアップに努め、料理の腕を磨いている。ネット恋愛コンサルタントの男女関係に関する考え方が古臭いと世間の人々が非難することについて、梁さんは、「男女間の差は持って生まれたものだ。私がネット恋愛コンサルタントの考え方を重視するのは、自分がより良い日々を過ごしたいからであり、女性を取り巻く世界や社会をより良くしたいからではない」と話した。(提供/人民網日本語版・編集KM)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携