<純愛>12歳サバ読み55年、90歳妻が死に際に告白―重慶市

Record China    2008年4月24日(木) 0時42分

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22日、50年以上連れ添った夫婦の“老らくの純愛”が発覚。死に際の妻から12歳もサバを読んでいたことを告白され、しかし夫は「過去のこと」と一蹴。それから12日後、妻は安らかに息を引き取った。資料写真。

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2008年4月22日、50年以上連れ添った夫婦で、妻が今際の際に初めて「12歳年上」という実年齢を告白、夫は何も言わず妻を許しその最期を看取るという“老らくの純愛”が発覚した。重慶晨報が報じた。

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この夫婦は重慶市に住む譚発明(タン・ファーミン)さん(78歳)と呉玉珍(ウー・ユージェン)さん(享年90)。妻の呉さんからの告白は、呉さんが死去する12日前の3月20日早朝のことだった。

転んで怪我をし、そのまま寝たきりとなった呉さんは、夫がベッドまで運んできた朝食を食べ終わると、力なくベッドに横たわった。そして、何度か夫の名を呼ぶが、その後に言葉は続かず。しかし、食器を片づけた夫が再び呉さんのそばに戻ると、「私、戊午年(1918年)生まれなの。本当はあなたより12歳年上なの!」と唐突に叫び、夫を見つめ涙を流したという。

2人は1953年に出会い、57年に結婚した。出会ってから55年もの間実年齢をひた隠し、自責の念にかられる妻を前に譚さんは「昔のことはもう言うな。過去のことだよ」と答えたという。

実は譚さん、妻のウソを20年も前に察していたとも。「12も年上であることがバレたら夫は自分から離れてしまう」という妻の苦悩を察し、真実など知りたいとも思わなかったという。

呉さんも夫の反応は意外だったようだが、その一言に肩の荷が下りたかのか、4月12日、安らかに息を引き取ったという。(翻訳・編集/汪葉月)

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