2008年4月15日、浙江省杭州市でランドマーク建築の建設に伴い、建設地にそびえる樹齢386年のクスノキの大木を移植する一大プロジェクトが展開されている。樹木の重量と移動距離、移植の難易度が世界に類を見ないものとしてギネスに申請する運びとなりそうだ。

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樹齢386年、高さ17m、総重量6000t、樹冠の面積500平方メートルに及ぶ大木を、現在の位置から74m移動させる工程は予算330万元(約4600万円)、日数110日をかけて行われる一大プロジェクト。樹木の生えていた土壌ごと、鉄筋コンクリート製のレールに乗せて徐々に移動させることになる。

ギネスに世界新記録として申請するのは「世界最大の樹木移植工程」の項目。1994年に設置された同項目は現在のところ、米カリフォルニア州で行われたプロジェクトが登録している。記録では、高さ約18m、重さ415tの樹木を400m移動させることに成功している。今回のギネス申請では、樹木の重量が前記録より大幅に上回るものとして、記録認定が期待されている。(翻訳・編集/愛玉)