ソニー復活?高価格テレビ市場でサムスンなど韓国勢を脅かす=「でもソニーのテレビ部品はLG製」「今まで使ったソニー製品はだいたい1年で壊れた」

Record China    2017年6月14日(水) 5時50分

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12日、韓国・東亜日報によると、今年を「復活の年」に定めたソニーが1500ドル(約16万5000円)以上のプレミアムテレビ市場で韓国のサムスン電子、LG電子を破り1位に返り咲いた。写真は台湾にあるソニーの販売店。

2017年6月12日、韓国・東亜日報によると、今年を「復活の年」に定めたソニーが1500ドル(約16万5000円)以上のプレミアムテレビ市場で韓国のサムスン電子、LG電子を破り1位に返り咲いた。

市場調査会社IHSによると、今年1〜3月に1台1500ドル以上のテレビ市場で、ソニーが売上高基準で39.0%のシェアを獲得して1位の座を獲得した。前年同期の17.5%に比べシェアが2倍以上に増加した。昨年10〜12月に43.8%のシェアで1位だったLGは8ポイント落とし35.8%で2位だった。

一方、テレビ全体の市場で1位の座を占めるサムスン電子の高価格帯のテレビ市場シェアをみると、状況はより深刻のようだ。サムスン電子の昨年1〜3月の1500ドル以上のテレビ市場シェア(39.5%)は、LG電子(17.7%)、ソニー(17.5%)の2社合計よりも高かったが、今年同期間には一気に13.2%にまで下落した。

記事は、ソニーが躍進した背景に、大型液晶ディスプレー(LCD)技術と、最近発売した有機EL(OLED)テレビを前面に押し出したプレミアム戦略を挙げた。米国の消費者情報誌「コンシューマーリポート」の「お薦めテレビのリスト」(5機種)は、以前はサムスンとLGの製品が主だったが、先月、同リストにソニー製品が2機種入りして復活の兆しを見せている。

1500ドル以上のテレビは金額ベースで全テレビ市場の8%を占め、3.3%を占める2500ドル(約27万5000円)以上のテレビとともに「プレミアム市場」を形成する重要な製品グループだ。しかしソニーのプレミアム路線での勢いは、テレビ全体の市場にはまだ達していない。今年1〜3月の全テレビ市場では、サムスンが28.0%で1位、LG電子が14.4%で2位、ソニーは7.8%で依然として3位にとどまっている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「ソニーの復活とは言っても、ソニーの有機EL テレビのパネルはLG製だよ」「やっぱりLGが最高!ソニーは昔のウォークマンは良かったけどね」「今までソニーのカメラやスマートフォンをいろいろ使ってきたけど、だいたい1年すると壊れた」「ソニーって物づくりをしてるのか?中国製にソニーのマークを付けて売ってるだけだろ」など、記事が指摘する「ソニー復活」には否定的な意見が多く寄せられている。

また、「家電は昔からLGと決まっている」「元祖家電製品はLG」などLGの家電を推すコメント、そしてサムスンについては「サムスンが滅びても自分には関係ない」「これがサムスンの限界だな」「サムスンは消費者をカモにしたけど、LGは消費者の味方だった」「サムスン、しっかりしろよ」などやや厳しい声が目立った。(翻訳・編集/三田)

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