宋代の皇帝による草書巻物、過去最高の17億円で落札―香港

Record China    2008年4月23日(水) 5時58分

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20日、香港にて行われたオークションで、宋徽宗の手による書道の逸品『臨唐懐素聖母帳』が約17億円で売却された。これはオークションで売却された中国書画作品の世界最高記録。

2008年4月21日、新華網が伝えたところによると、20日、香港にて行われた芸流国際拍買公司の春季オークションで、宋徽宗の手による書道の逸品『臨唐懐素聖母帳』が1億2800万香港ドル(約17億円)で売却された。これはオークションで売却された中国書画作品の世界最高記録。

徽宗は宋(961〜1127年)の最後の皇帝で、芸術に秀でていたことで有名。現在分かっている範囲では、徽宗の作品で民間に所蔵されているのは19点にすぎず、特にこの『臨唐懐素聖母帳』は民間所蔵品の中で最長の草書の巻物ということで今回のオークションの目玉だった。

オークションでは、6000万香港ドル(約8億円)の最低価格でスタートするやいなや、瞬く間に価格がつり上がり、最終的にはヨーロッパの個人収集家が1億2800万香港ドルで落札した。

この日、出品されたのは宋代の書画、木彫などの秀作34点で、落札総額は2億9000万香港ドル(約38億円)。中国だけでなくアメリカ、シンガポール、日本などからも参加者が集まった。(翻訳・編集/YY)

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