中国で「ニセ有名人」が頻繁に出没、本人になりすましイメージキャラクターになるケースも―中国メディア

Record China    2017年6月2日(金) 22時40分

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中国新聞網は1日、「ニセ有名人が地方都市を横行」と題し、有名人になりすましイベントなどに出演するトラブルが続発していると伝えた。資料写真。

中国新聞網は1日、「ニセ有名人が地方都市を横行」と題し、有名人になりすましイベントなどに出演するトラブルが続発していると伝えた。

江蘇省蘇州市で5月28日、不動産企業が開いたイベントのゲストに台湾のカリスマロッカーであるウー・バイ(伍佰)を呼んだのだが、会場に現れたのはニセモノだった。司会者は本人と紹介し会場に現れた人物も本人として歌を歌ったが、ネットでイベントの動画を見たファンが見破り、ウー・バイ本人が所属事務所を通じて「騙されないように」と声明文を出す事態にまで発展した。

報道によると、近年こうしたトラブルが続発している。ニセ有名人らはモノマネとしてではなく、本人としてイベントに登場することが多く、台湾の人気ミュージシャンのジェイ・チョウ(周杰倫)の偽物が地方で電子製品のイメージキャラクターを務め、ファンに見破られたという騒動も起きている。

事情に詳しい芸能関係者は、「地方都市ではニセ有名人の需要が高い。大物有名人が地方都市に行くことはまずないが、これらの都市の人も有名人に会いたいという願望を持っており、ニセ有名人に付け入るスキを与えている。地方都市の人は有名人に接する機会が少ないため騙されやすい。ニセ有名人を招くイベント主催者の中には騙された人もいれば、ニセモノと知りつつも注目を集めるために起用する人もいる」と説明した。

ニセモノを取り締まるよう有名人の所属事務所に嘆願するファンもいるが、「モノマネとしてイベントに出演することもあり、スケジュールなどを把握していないために取り締まるのは困難」だという。さらに、ニセ有名人の影響力はさほど大きくないため、事務所側も取り締まりに本腰を入れることはないのだという。(翻訳・編集/内山

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