イベント目白押しの5月、端午節でようやく一息つけるビジネス商戦!今年もチマキで店頭が大にぎわい―中国

フライメディア    2017年5月30日(火) 15時40分

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この時期、スーパーや百貨店などでおおく見かけるようになるのが、チマキのギフトセットだ。中国の三大伝統行事の一つと言われる端午節を5月30日に迎えた。

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この時期、スーパーや百貨店などでおおく見かけるようになるのが、チマキのギフトセットだ。中国の三大伝統行事の一つと言われる端午節を5月30日に迎えた。端午節は、メーデー(1日)の3連休、母の日(13日)、ネットバレンタイン(20日)とイベント三昧だった5月を締めくくる3連休になる。

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中国では、このような伝統行事は全て旧暦でお祝いするので、日本の祝祭日のように毎年同じ日で決まっているのではなく、年によってちがう。今年は5月30日が旧暦の5月5日にあたるので、国の法定休日として、5月28日から30日までが3連休となった。上半期最後の連休となる端午節、周辺の観光地も含め、上海の商業施設でも大きな消費が期待される。

さて端午節ではチマキを食べ、ヨモギやショウブの葉を飾る習慣があるが、もう一つ欠かせないのが鹹鴨蛋(シエンヤーダン)だ。鹹鴨蛋は塩漬けにしたアヒルの卵のことで、お粥や月餅に入れて食べたりする。スーパーや百貨店などでも特設コーナーがあるが、チマキとこの塩漬け卵がセットになったギフトボックスが人気。

企業でも従業員への福利厚生として、端午節の前に従業員全員にこのセットを支給する。近年では「商品引換券」を販売する店も多くなった。便利さからギフトボックスではなく、こうした「商品引換券」を支給する企業も増えてきたが、まだ夕方の地下鉄ではギフトボックスを両手にもち帰宅する会社員を見かける。この時期の風物詩でもある。

また、日本のお中元やお歳暮と同じように、日ごろお世話になった人や取引先などにも配ったりするので、たいていの家庭では2つも3つもギフトボックスが集まる。このため、「商品引換券」をもらった人がその券を転売することも増えてきた。老舗の前には、「商品引換券」を転売するダフ屋も出没する。

さて、糯米で包まれるチマキの中身だが、バラエティーにとんで、多様化する嗜好に対応している。大きくは小豆餡やナツメなどを使ったスイーツのようなチマキと豚肉や鹹鴨蛋を使った主食にもなるチマキとにわかれる。もちろん、伝統的な味とは別にスターバックスなど外資系では、コーヒー、マンゴーやチョコレートなどユニークな味のチマキも販売されている。(提供/フライメディア)

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