<コラム>「僕は日本人なの?それとも中国人なの?」、中国で暮らす日本人が子どもの教育のために奮闘

山口 康一郎    2017年5月22日(月) 15時30分

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先日、中国南西部、雲南省の省都昆明市にある日本商工会の例会に参加しました。資料写真。

先日、中国南西部、雲南省の省都・昆明市にある日本商工会の例会に参加しました。

昆明よりずっと田舎の大理に住む私は、よく深夜の寝台夜行列車を利用します。列車に乗ったらすぐに寝ます。翌朝昆明にとても早く着いてしまいますが、宿泊予定のホテルに荷物を預けたり、朝食をとったりと時間調整をして、行動を開始します。今回は、午前中、日本独資の食品メーカー訪問、打合せをして、夜は夜で現在進行中の店舗のデザインから段取りなどを昆明に住む日本人2人と打合せ。と、言わば今回とても充実した忙しさでした。

ま、渋滞や工事中があったりと、日本にはない中国特有の嫌な思いや「何でこうなるの?」という事もたくさん起こりますが、そりゃあ、もうどうしてもしょうがない事です。諦めてますのでもう気にはしないよう努力してます。

私は、いま大理に第2店舗目を作ろうとしているところですが、資金の問題や許可の問題で独力で店舗を作り、自力で運営し、維持する事は出来ません。やっても動かなくなる事は見えています。無理です。解っているのです。

かと言って、中国人との共同経営というのも以前経験があり、決して相手に悪意がなかったとしてもこっちが信じられない結果になることがあることも知っています。おいそれと、うまい話に乗れないのです。それが深い善意であったとしてもです。ここが中国でビジネスをする点でとても重要な部分です。本当にココ、ポイントです。

そうだとすると、頼りになるのはやはり日本人という繋がりじゃないかと思っていますし、とても大事だと感じます。もちろん、大理には住んでいる日本人もいます。お互いに仲良く同じ地域にすむ日本人としての繋がりはあります。

が、どうしても外国に住んでいる日本人は、そういう繋がりだけでなく、日本国家の後ろ盾がないと、生きていけません。それが現実です。なにせ、パスポートを始め、身の安全を含めて国家の後ろ盾がないと、ホームレスも出来ません(笑)。まあ、パスポートを所持してホームレスをするつもりもありませんけどね。

先日、パスポートを一時失くした時は、本当に肝が冷えました。そして、まず考えたのが領事館での手続でした。それぐらい、海外生活に国が直結しているわけです。

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