韓国の産業生産が3カ月連続で減少、建設業や半導体生産の不振響く=「日米独のように体質改善を」「建設業不振は予想されたこと」―韓国ネット

Record China    2017年7月30日(日) 8時40分

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27日、韓国の全産業の生産が3カ月連続で減少を続けていることが分かった。写真は韓国。

2017年7月27日、韓国の全産業の生産が3カ月連続で減少を続けていることが分かった。韓国・ニュース1が報じた。

韓国統計庁が27日発表した「6月の産業活動動向」によると、韓国の産業生産は、建設業・鉱工業で減少し、全体では前月から0.1%の減少となった。4月(前月比1.0%減)に始まった生産の減少傾向が3カ月連続で続いたことになる。

こうした減少の主因は、建設業での生産不振とみられている。建設業は4月の前月比4.5%減に始まり、5月(同1.6%減)、6月(同2.4%減)と減少が続いている。

6月の鉱工業生産も主力輸出品目の半導体生産の減少(同3.9%減)が響き、5月より0.2%減少した。鉱工業生産は、直近4カ月間、減少が続いている。

また6月の製造業在庫は前月比で3.8%減、前年同月比で2.1%減少した。製造業の平均稼働率は5月より0.3ポイント下落した71.4%だった。

一方、サービス業生産は前月比で0.5%増加、1カ月ぶりに増加に成功した。

また設備投資は、自動車や輸送機器の投資が増え5月より5.3%増加した。国内の機械受注は、電子と映像音響通信業の増加に支えられ、前年同月比で36.2%の高い伸びを記録した。

建設既成(建設業者の国内工事現場別施工実績を金額的に調査して集計した統計)は土木工事の実績が減り、5月より2.4%減少、建設受注は前年同月比で0.4%減少した。

一方、消費を示す小売販売は中国人観光客の回帰で、5月に比べ1.1%増加した。

現在の景気を示す景気動向指数循環変動値は5月に比べ0.2ポイント下落し、今後の景気を展望する先行指数循環変動値は、同0.3ポイント上昇した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「建設業の不振はもともと予想されてたこと」「中国もそうだけど、国内総生産(GDP)を維持するために国全体を工事現場にした後遺症が今出てきている」「建設業バブルがはじけた」など、建設業不振に関連した意見が多く寄せられた。

また、「米国、ドイツ、日本のように、サービス・情報通信業の体質改善に重点を置いて、4次産業への準備をすべき時だ」など、産業構造の改革を訴える声もあった。(翻訳・編集/三田)

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