<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・五輪切符かけ…16日にシンクロ予選―「シンクロの母」の愛弟子も

Record China    2008年4月16日(水) 10時21分

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16日、テスト大会を兼ねて行われるシンクロナイズド・スイミングの五輪予選が開幕する。15日、各国チーム、ペアが会場の国家水泳センターで最後の調整を行った。写真は現在、中国代表のヘッドコーチ「日本シンクロの育ての親」井村雅代さん。

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テスト大会を兼ねて行われるシンクロナイズド・スイミングの五輪予選が16日、開幕する。今日は各国チーム、ペアが会場の国家水泳センター(愛称:水立方)で最後の調整を行った。

今大会には、すでに五輪出場権を獲得しているロシア米国などは出場しない。7大会連続の五輪切符を狙う日本はライバルのスペインなどと争う。また開催国の中国はチーム、デュエットとも出場権を得ているが、デュエットで五輪出場する双子の蒋文文、蒋テイテイ組は本番に向けた調整を兼ねて、今大会にオープン参加する。

その蒋文文、蒋テイテイは今日、国家水泳センターのプールで公開練習を行った。二人にとって、ここでの練習はすでに3日目。姉の蒋文文は「水温もいつも練習しているところとほとんど変わらない。天井が高くて、明るいのがいい。」とプールの感想を語った。また妹の蒋テイテイは「以前に比べ、体も出来てきたし、調子はいい。」と笑顔で語った。

二人を指導するのは、日本の『シンクロの母』井村雅代氏(元日本代表ヘッドコーチ)。」五輪でメダルを取ることを至上命題として臨む井村ヘッドコーチにとって、今大会の意味合いは非常に大きい。シンクロのような演技種目は、審査員の『先入観』が大きくモノをいうからだ。「中国の選手たちがここまでやれるというところを見せたい」というのは、大会ひと月前にお会いしたときの井村氏の言葉。ここで一気に弾みをつけて、本番でのメダルにつなげたいところだ。

明日16日はデュエットのテクニカルルーチンが行われ、中国の蒋文文、蒋テイテイ組、また日本の原田・鈴木組が出場する。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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