ポーンと14億円の土地を寄付!OBが母校の教育事業推進にエール―北京大学

Record China    2008年4月17日(木) 10時47分

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4月15日、北京大学OBの中坤グループ黄怒波董事長が同大学に時価14億円相当の土地を寄贈したことが分かった。一流学者の育成や優秀な学生の学資援助、国際人養成に利用されるという。写真は黄董事長。

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2008年4月15日、中国新聞社によると、中坤集団(グループ)の黄怒波(ホアン・ヌーボー)董事長が北京大学に時価1億元(約14億円)相当の土地を寄贈し、北京大学中坤教育基金が設立されるという。同大学に土地が寄贈されたのはこれが初めて。OBによる最大額の寄贈となった。

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黄氏は15日、北京大と寄贈協議に署名し、時価1億元相当の北京市大鐘寺国際広場の土地を寄贈した。協議によると、これを基に人文学科で「教師奨励基金」「学生奨学金」「海外交流基金」などを設立し、世界一流の学者を獲得・育成し、優秀な学生には資金援助による能力開発をサポートしていく。また、海外留学の学資を提供し、国際的な視野と想像力を身につける学生の養成に充てるという。

寄贈式典に出席した中国教育部元副部長で中国教育発展基金会理事長の張保慶(ジャン・バオチン)氏は、「中国教育界が直面する最大の問題の1つは投資不足」と述べ、中国企業家に教育事業への支援を要請した。北京大学学長によると、同大学へ1000万元(約1億4000万円)以上寄付したOBは26人いるという。

なお、今回の寄贈者である黄氏は北京大学中文科を卒業、企業家であると同時に詩人でもある。1995年に中坤投資集団有限公司を設立して以来、公益活動に積極的に参加し、これまでの寄付金は総額約2億元(約28億円)に達する。08年の慈善ランキングでは12位に登場した。(翻訳・編集/汪葉月)

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