米政府よ、貿易戦争で中国というドラゴンを挑発してはならない―独メディア

Record China    2018年6月26日(火) 21時20分

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23日、ドイツ国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版ウェブサイトは、米中の貿易戦争に関するドイツ経済メディアの評論を紹介した。写真は天安門広場。

2018年6月23日、ドイツ国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版ウェブサイトは、米中の貿易戦争に関するドイツ経済メディアの評論を紹介した。

記事が紹介したのは、ドイツ経済誌マネージャー・マガジン電子版に掲載されたWolfgang Hirn氏の「ドラゴンを刺激することなかれ」というタイトルの評論。以下はその概要だ。

米国は単に関税という点にだけ注目し、しかも現時点ですでに勝者の態度を見せている。それは米国による中国製品の制裁的関税の金額が5000億ドル(約54兆7000億円)で、中国による報復関税の1300億ドル(約14兆2000億円)を大きく上回るからという単純な理由によるものだ。

しかし、世界貿易はそんなに簡単ではない。このやり方は近視眼的すぎる。この状況からは、米政府の経済担当者はみな門外漢であることが見て取れる。一方、中国は策略家だ。なぜなら、中国が持っているカードは制裁的な関税だけにとどまらないからだ。彼らは細かい部分から貿易政策の手段を完ぺきに掌握しており、外国企業の「泣き所」の押さえ方を知っている。いわば、保護主義の相手に鍼灸を施すようなものだ。

これらの「鍼」の手法は多種多様で、輸入制限から市民への米国製品不買呼びかけ、さらには使用の安全上の法規による規制など、枚挙にいとまがない。中国はこれまで何度もこのような手段を利用しており、日本や韓国の企業がいずれも打撃を受けてきた。

中国人は挑発を受けると、どんなことでもやってくる。もしトランプ米大統領やその部下たちが、貿易戦争をさらにヒートアップさせる必要があると考えているならば、米国企業は「龍を怒らせた先に待っているのは痛みだ」ということを痛切に感じることになるだろう。(翻訳・編集/川尻

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