韓国の元慰安婦と面会した米議員が日韓合意を問題視「本当の謝罪のため努力」=韓国ネット「素晴らしい人」「本当とうそをどう見分ける?」

Record China    2017年7月6日(木) 20時10分

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5日、韓国メディアによると、韓国外交部の招待により訪韓したエドワード・ブラウンスタイン(民主党)米ニューヨーク州下院議員が元慰安婦らと面会し、「日本政府から本当の謝罪を受けられるよう努力する」と約束した。写真はナヌムの家。

2017年7月5日、韓国・ソウル経済によると、韓国外交部の招待により訪韓したエドワード・ブラウンスタイン(民主党)米ニューヨーク州下院議員が元慰安婦らと面会し、「日本政府から本当の謝罪を受けられるよう努力する」と約束した。

ブラウンスタイン議員は代表的な親韓派として知られている。第2次世界大戦当時のナチスによるユダヤ人虐殺に強い関心を持っていた同議員は日本軍慰安婦についても問題意識を持ち、韓国の元慰安婦らが共同生活を送る施設「ナヌムの家」への訪問を決めたという。

5日午前にナヌムの家を訪れ、元慰安婦らと面会したブラウンスタイン議員は「私が米国の全ての政府を代表して言うことはできないが、私や周りの議員らは似たような考えを持っている」とし、「州の議会を代表する議員としてより多くの人に慰安婦問題を知らせたい」と述べた。

ブラウンスタイン議員は「2015年12月の日韓慰安婦合意に心からの謝罪がなかった」という元慰安婦らの指摘に深く共感を示したという。元慰安婦のイ・ヨンスさんは「合意は私たちの知らないところで結ばれた」とし、「韓国政府が10億円で私たちを売ったようなもので許せない」と訴えた。これに対し、ブラウンスタイン議員は「合意文書の内容自体があいまいで具体的でなかったと聞いている」とし、「当時の合意は適切でなかった。同僚の議員らとも同問題について話し合ってみる」と答えたという。

ブラウンスタイン議員は元慰安婦との面会の前に慰安婦歴史館を見学するなど、2時間ほどナヌムの家で過ごした。元慰安婦から希望を象徴するバッジや絵をプレゼントされた同議員は「慰安婦問題は本で知るよりも、被害者と直接会って話を聞くことが必要だと感じた。悲しみを感じるだけでなく、歴史を正す努力をしなければならない」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「素晴らしい人だ」「少数だろうけど、米国に人間味のある人もいるんだね。元慰安婦のために力を貸してほしい」「韓国の問題に関心を持ってくれてありがとう」などブラウンスタイン議員への称賛や感謝のコメントが寄せられている。

また、韓国の議員に向けて「彼を見習うべき」「米国の下院議員も一生懸命活動してくれているというのに、何をしている?ため息しか出ない」などと指摘する声や、「たった10億円で合意した政府が許せない」「朴槿恵(パク・クネ前大統領)は見ているか?外国人の方が真剣に慰安婦問題を考えてくれている」など日韓合意を結んだ朴槿恵政府に対する批判的なコメントも。

そのほか「日本政府がいくら証拠をなくし、歪曲(わいきょく)しようとしても無駄。どんどん新しい証拠が見つかっている」「(元慰安婦の)おばあさんらの青春の魂と人生は日本が数万回謝罪しても取り戻せない」などと主張する声や、「被害者が1人でも多く生きている間に謝罪を受け、問題が解決されますように」と願う声もみられた。

一方で「本当の謝罪とうその謝罪をどう見分けるの?」と疑問を投げかけるネットユーザーや、「本当の謝罪を受けたければ放っておけ。謝罪は強要して受けるものじゃない。それよりも国力を強化するべき」と訴えるユーザー、「慰安婦問題も米国の力を借りなければ解決できないの?」と嘆くユーザーもいた。(翻訳・編集/堂本

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