<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・聖火リレーめぐり…カルフール入り口で抗議行動―北京市

Record China    2008年4月15日(火) 1時35分

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中国では、フランス系スーパー「カルフール」での不買運動が起きていたが、14日、北京西部にある同支店で、学生風の女性による抗議行動があった。資料写真。

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仏パリで北京五輪の聖火リレーがチベット暴動をめぐり妨害されたのを受け、中国のネットユーザーを中心に、フランス系のスーパー「カルフール」での不買運動が起きていたが、14日、北京西部にある同支店で、学生風の女性による抗議行動があり、その映像がネットにアップされるなどして、論議を醸している。

アップされた映像によると、抗議行動があったのは北京市の白石橋にあるカルフールの門の前。同HPには、女性が警官から行動を控えるよう注意される動画と、抗議中の写真がアップされている。女性は、フランスでの聖火リレーの際、車椅子に乗った女性選手(フェンシング・金晶選手)が妨害を受ける写真に「これが、いわゆるフランスの人権だ」と書かれたプラカードを掲げ、店の門前に立っている。

映像がアップされたHPには、同女性を賛美するコメントが続々と書き込まれている。

「この行動を強烈に支持する!」「あなたは美しい。中国人民よ、立ち上がれ。団結しよう」「カルフールに行くな。フランス製品を買うな」など、時間を追うごとに、書き込みも過激化している。

カルフールは中国で100店以上を展開するフランス大手のスーパー。ある掲示板によると、同店の最大株主企業がダライ・ラマに対して資金的援助をしているとしている。フランスでの事件が起きて直後から、「5月1日(メーデー)にメーデーにいくことをやめよう」などといった呼びかけがされた。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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