<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・シンクロ五輪予選、チケット発売に長蛇の列

Record China    2008年4月14日(月) 9時21分

拡大

8月8日に開幕する北京五輪まで4か月を切った。ここにきて、五輪に対する北京市民の関心はどんどん高まっているようだ。写真は中国ナショナルチームのヘッドコーチに就任した日本の『シンクロの母』井村雅代氏。

(1 / 3 枚)

■■■■■2008年04月13日■■■■■

その他の写真

テスト大会なのにもうチケットフィーバー…

8月8日に開幕する北京五輪まで4か月を切った。ここにきて、五輪に対する北京市民の関心はどんどん高まっているようだ。

4月16日から国家水泳センター(愛称:水立方)で始まるシンクロナイズドスイミングのテスト大会の入場チケットが13日、発売開始。会場近くに設けられた発売窓口には、朝10:00の売り出し時から長蛇の列ができ、各開催日300枚ずつ計1500枚用意された本日分のチケットはわずか30分で売り切れた。

窓口のスタッフによると、発売2時間前の8時過ぎには、すでにチケットを求める人たちが並び始めたとか…。

シンクロナイズドスイミングは以前は中国が不得意とする種目で人気薄だったが、日本の『シンクロの母』井村雅代氏が去年からナショナルチームのヘッドコーチに就任し、注目を集めだした。井村氏の指導により、現在、中国代表はメダル獲得の可能性も十分あり…とも言われており、より関心が高まっている。また、そもそも中国の人たちは新体操など表現の美しさを競う“表演種目”は大好き。しかも、今大会は『テスト大会』と銘打ちながら、五輪予選を兼ねており、各国の真剣度は全く異なる。まさに五輪の前哨戦、しかも、話題の国家水泳センターが会場ということで、このフィーバーぶりとなったわけだ。

なお、シンクロのチケットは、明日以降も残り分を順次発売することになっているが、今回、チケットを手に入れられなかったシンクロファンの女性は「朝6時にこないと買えないかも…」と心配そうに語っていた。

また今回は、同時期に開催される競歩とマラソンの入場チケットも同時発売された。こちらも国家体育場(愛称:鳥の巣)のこけら落としということで市民の大きな注目を集めている。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>(了)

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携