2008年4月12日、海南省で胡錦涛（フー・ジンタオ）国家主席とオーストラリアのケビン・ラッド首相が会談した。胡主席はチベット問題は民族問題、宗教問題、または人権問題などではなく、国家の統一を守るか分裂を進めるかの問題だと言明した。中国新聞社が伝えた。

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10日、北京市を訪問したラッド首相は温家宝（ウェン・ジアバオ）首相にダライ・ラマ14世との対話を求めた。中国語が堪能で親中派として知られるラッド首相だけに中国では波紋が広がっていた。

12日、ボアオ・アジアフォーラムに出席したラッド首相と胡主席は会談した。胡主席は祖国分裂活動の停止、暴力活動の計画と扇動の停止、北京五輪妨害活動の停止という三つの条件を掲げ、条件が満たされればすぐにでも対話する準備があると発言した。

ラッド首相はオーストラリアは「一つの中国」原則を堅持し台湾とチベットにおける主権を認めると発言、真の友人として今後も協力関係を深めていきたいと友好姿勢を示し、北京五輪の成功にエールを贈った。（翻訳・編集/KT）