SNSの投稿写真は加工が当然?アプリを使って加工する若者が増加―中国

人民網日本語版    2017年4月29日(土) 22時20分

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現在、スマホで撮影した写真を加工・編集アプリで加工する若者が増えている。資料写真。

現在、スマホで撮影した写真を加工・編集アプリで加工する若者が増えている。中には複数の加工・編集アプリをスマホにインストールしている人もいる。中国青年報社社会調査センターはこのほど、2015人を対象に問巻網と共同で調査を実施したところ、回答者の73.4%が「撮った写真を加工する」、58.5%が「他の人に、自分がSNSにアップした写真が加工したものであることを知られても気にしない」と答えた。中国青年報が報じた。

回答者のうち、1.8%が00後(2000年代生まれ)、23.4%が90後(1990年代生まれ)、51.6%が80後(1980年代生まれ)、17.9%が70後(1970年代生まれ)、4.8%が60後(1960年代生まれ)だった。

▼73.4%「撮った写真を加工する」

北京のある大学の大学院に通っている鄒瑩さんのスマホには、3種類の画像加工・修正アプリがインストールされている。「写真によって使うアプリを変えると、一番理想的な効果を出すことができる」という。

調査では、回答者の79.1%がスマホに1種類以上の画像加工・修正アプリをインストールしていると答え、1つもインストールしていないとの回答は20.9%だった。

「日常の普通の写真なら、フィルターをかけたり、必要でない背景をぼかすだけで十分なため、たくさんの時間をかけて加工することはない。でも、友人と遊びに行った時の写真の場合、光の加減を調節したり、人の顔をきれいに見せるように加工したりして、1枚の写真の加工に30分くらいかけることもある」と鄒瑩さん。

調査では、回答者の73.4%が「撮った写真を加工する」と答え、うち、52.1%が「数分かける」、19.4%が「十数分かける」、1.9%が「数十分かける」と答えた。「加工はしない」との回答は26.6%だった。

加工・修正アプリの使用に関して、回答者の38.5%が「加工して満足した写真だけSNSにアップすると答え、35.9%は「アップしない」と答えた。

▼90.9%「加工しすぎの写真をよく見る」

陝西省のある大学に通う若雨さんは、「誰でも自分の最もいい一面を友達に見てもらいたいと思うもの。私が微信(Wechat)のモーメンツにアップしている写真は全部加工済み」とし、「加工に良いも悪いもなく、したいと思えばすればいい」との見方を示した。

調査では、回答者の58.5%が「他の人に、自分がSNSにアップした写真が加工したものであることを知られても気にしない」と答えたのに対して、27.5%が「気にする」と答え、14.0%が「何とも言えない」と答えた。

天津で教育関係の仕事をしている蔡俊さんは、「加工していない写真のほうが現実的できれい。ちょっと加工して、小さな欠点を取り除くだけなら普通のことだと思うけど、最近は美白機能をよく使う人がいる。自分の顔を白く見えるように加工しているけど、できあがった写真はとても不自然」と話す。

調査では、回答者の48.8%が「加工しすぎの写真をよく見る」、42.1%が「加工しすぎの写真を時々見る」と答え、「あまり見ない」との回答は9.1%にとどまった。

蔡さんは、「加工しすぎると逆効果。足を長くし、背が高く見えるように加工するのが好きな人もいるが、背景や他の被写体との大きさのバランスが狂ってしまい、おかしく見える」と話す。

調査では、回答者の53.9%が「画像加工・修正アプリを使うと満足感を感じられる」、45.7%が「注目度を上げられる」、41.7%が「自分のイメージが上がる」と答えた。一方、「加工すると不自然になる(35.7%)」、「美しさの基準が分からなくなる」(26.0%)、「自分らしさを失う」(16.1%)などの回答もあった。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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