フランス大統領選、中国系住民はどちらに投票するのか―仏華字メディア

Record China    2017年4月30日(日) 15時10分

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28日、中国僑網は、5月7日に行われるフランス大統領選挙について、現地の中国系住民の考えを紹介した。写真はパリ。

2017年4月28日、中国僑網は、5月7日に行われるフランス大統領選挙について、現地の中国系住民の考えを紹介した。

フランス大統領選は23日の第1回投票により、候補者が中道系の独立候補マクロン氏と極右政党・国民戦線のルペン党首の2人に絞られた。

記事は仏華字メディア・欧州時報の報道を引用し、「中国系住民は右派を支持し続けていたが、第1回投票で右派のフィヨン氏が敗退。ショックと失望を味わった。決選投票ではマニフェストがフィヨン氏に近いマクロン氏に投票せざるを得ないと多くの人が考えている」と報じた。

自身には投票権がないという中仏友誼互助会の呉時敏(ウー・シーミン)会長は「子どもたちはみんなマクロン氏に投じるようだ。中国系では上の世代はフィヨン支持派が多く、下の世代はマクロン支持者が多い」と語っている。また、フランス広東会館、フランス文成聯誼会、フランス青田同郷会など中国系住民団体の会長もそれぞれ主に政策面からマクロン氏に投じることを明らかにしたようだ。

オーベルヴィリエ市議会議員を務める田玲(ティエン・リィン)さんは「共和党のフィヨン氏に経済政策が近いマクロン氏を支持する。安全面の政策が弱そうだが、マクロン氏が当選すれば、首相やわれわれの生活に関係する内務相などの閣僚人事に共和党員が多く選ばれるだろう」と語っている。

また、なかには「フィヨン氏が負けてフランスの政治に失望した。マクロン氏も良くないが、ルペン氏はもっとひどい」と、投票を棄権する意向を示す中国系住民もいるという。一方で、「今中国系住民にとって最も重要なのは、積極的に投票に行くこと。そうしてこそ、政治家に注目されるとともに発言力が強まる」との声も少なくなかったという。(翻訳・編集/川尻

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