韓国の電車、火災起こした漏電遮断器をガムテープで“修理”し運行=韓国ネット「第2のセウォル号も時間の問題」「ガムテが漏電や火災も防ぐのか?」

Record China    2017年4月28日(金) 13時10分

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韓国で鉄道の機器に故障が発生した際、ガムテープで応急措置をして運行した例はこれまでにもあったが、火災事故が相次いだ深刻なケースでも、ガムテープによるずさんな“修理”が行われていたことが分かった。写真はITX−セマウル号。

韓国で鉄道の機器に故障が発生した際、ガムテープで応急措置をして運行したとの報道はこれまでにも数例あったが、火災事故が相次いだ深刻なケースでも、ガムテープによるずさんな“修理”が行われていたことが分かった。2017年4月27日、韓国・中央日報が伝えた。

問題があったのは、韓国鉄道公社(KORAIL)が3年前に導入した「ITX(急行型電動列車)−セマウル号」。この電車の安全を守る核心装置とも言える主回路遮断器から火災が発生、列車が停止する事故が今月相次いで起こっていた。ITXは2万5000ボルトの特高圧電流が流れる電車で、安定した電力供給と漏電遮断の役割を担う主回路遮断器はいわば要の装置だ。

しかしKORAILはこの不良整備をまともに行わず、遮断器をガムテープで固定するだけという驚きの応急措置を施し列車の運行を続けていたことが分かった。ご丁寧にも、貼り付けたガムテープの「見栄えが良くない」との理由で、緑色のテープの上に遮断器の色に合わせたグレーのペイントまでしたという。こうした措置はKORAILが運行する23本のITXすべてで行われた。

KORAILは対策として、ITXを製作した企業ロテムに「主回路遮断器の絶縁測定および制御ボックス内部の毎日の点検・確認」を依頼、根本的な対策の樹立を求めたとしている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーは「KORAILって中国の会社が運営してるのか?何でもいいかげんだな」「ヘル朝鮮(地獄のような韓国)の特徴:事故にならなきゃ大丈夫。不正やうそは、やらない方がばか」「今日も韓国は正気じゃありません」など、KORAILや社会の風潮を批判する声を多数寄せている。

また、「とにかく怖い」「第2のセウォル号も時間の問題だ」と不安を訴えるものや、「ガムテープがいつから漏電や火災を防いでくれる万能テープに?」「韓国でのガムテープの働きぶりはすごいな」「いっそ鉄道のレールもガムテープで補修してみたら?」などガムテープに関するコメントも。

さらに、「使うなら絶縁テープだろ。ガムテープは常識的にあり得ない」「初めからグレーのテープで貼ればよかったのに。無駄遣いじゃないか」とやや「ずれた」コメントもあった。(翻訳・編集/吉金

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