高級酒偽造メーカーを一網打尽=茅台やシーバスなど200万元相当を廃棄―重慶市

Record China    2008年4月11日(金) 19時34分

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9日、重慶市商業委員会が昨年7月から現在までに3000種以上200万元相当のニセ酒を回収、廃棄処分していたことが分かった。中には3000元という高値なニセ茅台酒もあったという。写真はニセ酒の見分け方を指導する連雲港の工商局スタッフ。

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2008年4月9日、重慶市商業委員会は昨年7月から現在まで、穀物から作られた中国産蒸留酒の白酒や洋酒など3000種以上200万元(約2800万円)相当のニセ酒を回収、廃棄処分したと発表した。10日、重慶商報が伝えた。

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市商業委員会酒類監督管理処(商委酒管処)の関係者によると、今回廃棄されたニセ酒は茅台酒五粮液(ウーリアンイエ)などの高級白酒を中心に取り締まりを実施、回収したもので、中には3000元(約4万2000円)という高値を付けた15年モノの茅台酒やイギリスのスコッチウイスキー・シーバスも含まれていたという。

また、卸市場で押収したニセ酒発注伝票で最大のものは1回で800本以上を注文、逮捕された業者は50万元の罰金が科せられた。ニセ洋酒の多くはバーやカラオケボックスで押収されている。

商委酒管処によると、現在、ニセ酒の製造業者はニセ酒を本物の酒のビンに詰めて市場に流すため、見た目には本物と区別がつきにくいという。この“本物”のビンは、レストランやカラオケボックスから入手、茅台酒なら1ビン50元(約700円)で、年間で数1000元−1万元(約1万4000−14万円)に達するとも。

ニセ酒自体は、洋酒は一般食用アルコールに水を加え、高級白酒は安価な白酒に水を加えて作られる。普通、700−800元(9800−1万1200円)する茅台酒も、ニセモノの製造コストはわずか10元前後(約140円)だという。(翻訳・編集/汪葉月)

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