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4月10日、広東省衛生庁の幹部は現在国内の医師の誤診率は30%で、外来診察の誤診率は50%に上るとの論文を発表。患者には安全のために複数の医師の診断を受けるよう勧めたという。資料写真。
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2008年4月10日、広東省衛生庁の廖新波(リャオ・シンボー)副庁長は自らの論文のなかで、中国の医師の誤診率は現在30%であり、外来診察の誤診率は50%にのぼることを明らかにした。「人民網」が伝えた。
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廖副庁長はこの数字について、ある医師による調査結果を参考にしたと説明。衛生庁の臨床データでも同様の結果が出たと話している。廖氏はさらに、100%正確な診断ができる医師は現代の医学技術レベルでは存在しないと主張。中国の誤診率30%は、英国の50%や米国の15〜40%に比べると低い方だと述べる一方で、患者に対しては、医師の診察を受けただけで病気が治るかのような錯覚や妄信を抱くことを戒めている。
特に、頭痛やめまいを訴える患者を脳腫瘍と診断するかどうかは、CTやMRIの検査結果よりも医師の経験からくる判断に頼る部分が大きいとされる。このため誤診も生じやすいとして、患者には安全のため、他の病院の別の医師による診察を受けることを勧めている。(翻訳・編集/本郷)
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