2018年8月20日、騰訊網は、日本人が屋内に入る際に靴を履き替える理由について解説する記事を掲載した。以下はその概要。

日本に行ったことがある人ならみんな知っているだろうが、日本人が玄関に入ると靴を脱ぐ。畳の和室に入る場合は、スリッパも履いてはいけない。トイレと浴室は多くの場合分かれており、トイレに入る時にはスリッパを履き替える必要がある。さらに、幼稚園から高校までの間、教室に入るときは履いてきた靴を学校指定の上履きに履き替える。多くは白色だ。体育の時には運動靴に履き替えもする。

その理由の1つには、日本の公立学校には清掃員がいないことがある。校内の清潔を保つために靴を履き替えるのだ。では校内の清掃は誰がやるのか。それはもちろん子どもたちだ。日本の学校では小学校から子どもたちの責任感、勤労の習慣を培うのである。

そして、学校で靴を脱ぐ別の大きな理由は、家庭環境がどうあろうと学校ではみんな平等だということを子どもたちに知らせることだ。服や靴を統一するのは平等化の為だ。小さいころから責任感と、見栄を張り合わない思想を育むことが、日本の学校における人格教育の柱であり続けているのだ。（翻訳・編集/川尻）