<中華経済>専門家予想、3月のCPI上昇率はやや減速も8%維持―中国

Record China    2008年4月9日(水) 14時47分

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9日付四川在線によると、中国の08年3月の消費者物価指数について、依然として8%以上を維持するとの見方が大勢だ。写真は4月に入って国際相場価格が急上昇しているコメ。

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2008年4月9日付四川在線によると、中国の08年3月のCPI(消費者物価指数)について経済専門家の間では、対前年上昇率は2月を下回るものの、依然として8%以上を維持するとの見方が大勢だ。

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フランスの大手銀行グループ、BNPパリバの中国担当アナリストは、3月の上昇率を8.2%と予想。2月の8.7%を下回るものの、1月の7.1%より高い。

同アナリストは、「全体的な物価上昇圧力はまだ弱まっておらず、穀物など価格変動が大きい品目に注目する必要がある」と指摘。その上で、中国政府が早急の課題とするインフレ圧力抑制への難易度はさらに高まっており、当局は当面、各種の金融ツールを使って金融引き締めを継続すべきとの考えを示した。同アナリストによると、08年内に2回の利上げが可能という。

また、別のアナリストは、3月のCPI上昇率を8.4%と予想。1月下旬に中国中・南部を襲った大雪被害による経済混乱が収まり、野菜や穀物などの供給が安定してきたことで、食品価格の高騰といった表面上のインフレ懸念は収まりつつあるが、現在のインフレ圧力の根本にあるのは商品供給の問題ではなく、通貨の過剰流動性の進行だと指摘した。(翻訳・編集/HI)

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