トランプ米政府の歴史認識に問題あり?副大統領の「日本海」発言が韓国で物議=「日本は同盟、韓国はパートナー」「韓国は外交力でも日本に完敗」

Record China    2017年4月21日(金) 16時10分

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20日、韓国メディアによると、トランプ米大統領が習近平中国国家主席との会談内容を伝えたインタビューで「韓国は中国の一部だった」と習主席が述べたとするトランプ大統領の発言が波紋を呼ぶ中、ペンス米副大統領が「日本海」と発言していたことも分かり、韓国で物議を醸している。写真は日本海。

2017年4月20日、韓国・SBSによると、トランプ米大統領が習近平(シー・ジンピン)中国国家主席との会談内容を伝えたインタビューで「韓国は中国の一部だった」と習主席が述べたとするトランプ大統領の発言が波紋を呼んでいる中、ペンス米副大統領が「Japan sea(日本海)」と発言していたことも明らかとなり、韓国で物議を醸している。

ペンス副大統領は18日、麻生太郎副総理兼財務相との共同記者会見で「日本海の向こう側で挑発が続いているが、米国は日本の安全と繁栄のために常に同じ側に立つという事実を分かってほしい」と述べた。麻生副総理も会見の終盤、同盟国間の情報共有の重要性を強調する際に「日本海」との単語を使用した。

日本海の呼称をめぐって日本と韓国は激しく対立してきた。そのため、各国の指導者が公式の場で「日本海」との表現を使うことは極めて異例のことという。韓国では「トランプ政府の歴史認識に問題がある」と指摘する声も出ている。

日本は国際水路機関(IHO)の創設メンバーとして、1929年に作成された「大洋と海の境界」(Special Publication No.23、略称は「S-23」)から日本海を「Japan sea」と表記してきた。韓国は1997年以降の20年間、絶えず「東海(East Sea)」との併記を要求してきたが、実現していない。今月24日〜28日にモナコで開かれるIHO第19回総会では、「大洋と海の境界」の改訂版(第4版)で使用する名称について話し合われる。約30人の専門家を参加させる韓国は、日本と激しい外交戦を繰り広げるとみられている。

これについて、韓国のネットユーザーからは「誰も信じられない。韓国自ら核武装するしかない」「米国にとって日本は同盟で、韓国はパートナーだから…」「韓国は外交力でも日本に完敗だ」「大統領は『中国の属国』、副大統領は『日本海』。悲しい」「韓国はなぜこんなにも落ちぶれてしまったのか」「トランプ政府関係者には初めから何も期待していない。レベルの高い考えを持つ人はいないから」「東海はもう諦めよう。いくら主張しても誰も認めてくれないよ」など諦めや嘆きの声が多く寄せられている。

そのほか「無能な朴槿恵(パク・クネ)政府が残した業績」「消極的な韓国政府に責任がある」など韓国政府を批判するコメントもみられた。(翻訳・編集/堂本

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