韓国系自動車、THAADに「撃墜」され売り上げ激減、日系車は躍進で明暗―中国

Record China    2017年4月21日(金) 0時40分

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ロイター社は19日付で、北京現代の徐和誼董事長が同日、上海モーターショー開幕セレモニーに出席した際に「複雑な政治環境などで厳しい状況に立たされている」と述べたと伝えた。写真は現代本社。

韓国系自動車が中国市場で売り上げ台数を減らしている。ロイターは19日付で、北京現代(ヒュンダイ)の徐和誼(シュー・ホーイー)董事長(代表取締役)が同日、上海モーターショー開幕セレモニーに出席した際に「複雑な政治環境などで厳しい状況に立たされている」と述べたと伝えた。

ロイターは、北京現代の売上減の主な原因を、韓国が米国の高高度防衛ミサイル(THAAD)を国内配備したことにより、中国で反韓感情が高まったことと中国ブランド車の追い上げであると分析。現代と系列の起亜(キア)自動車の中国市場における3月売上合計は前年同月比で52%減だったという。

ロイターによると、両社の中国市場における売り上げは、2016年には海外における売り上げ全体の4分の1以上を占めていた。

中国汽車工業協会(中国自動車工業協会)によると、中国における韓国系乗用車の1−3月累計売り上げ台数は前年同期比25.9%減の27万3400台だった。一方、日系乗用車は23.0%増の96万1000台と大きく伸ばした。ドイツ系は5.2%増の117万5400万台、米国系は1.2%減の68万700台だった。

また、メーカー別の1−3月売上台数で北京現代は前年同期比14.4%減の19万6100台となり、順位を7位から10位に落とした。(翻訳・編集/入越)

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