犯罪の9割が地方出身の非定住者、人口管理体制急ぐ―広東省広州市

Record China    2008年4月8日(火) 19時51分

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4月7日、広東省広州市の公安当局が検挙した被疑者のうち、約9割が市内に戸籍を持たない地方出身者であることが判明。多くの流動人口を抱える同市の人口管理体制が問題となっている。資料写真。

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2008年4月7日、広東省広州市の公安当局が検挙した被疑者のうち、約9割が同市に戸籍を持たない地方出身者であるという。地元紙「広州日報」が伝えた。

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流動人口460万人といわれる広州市は、地方出身者の労働力により近年急速な発展を遂げた一方で、彼らによる犯罪発生件数も急増。このため、流動人口をいかに管理するかが同市の大きな課題となっている。市政府はアパート、マンションなどの賃貸不動産物件の契約段階で流動人口を管理するシステムを強化しており、これにより賃貸住居内での刑事事件発生率は減少傾向に転じた。

同市白雲区警察では現在7地区において人口管理を試験的に展開しており、同地区に住むすべての居住者は短期、長期、定住にかかわらず、管轄地区の派出所で居住登録手続きを行わなければならない。賃貸物件の家主と警察、そして戸籍管理員が三位一体となった人口管理体制を築くことにより、地方からの犯罪者の流入と彼らによる犯罪の発生を抑止できるとしている。(翻訳・編集/本郷)

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