中国語熱が高まる米国で中国系シッターが引く手あまたに、驚くほど高額な給与を提示する人も―米華字メディア

環球網    2017年4月18日(火) 0時20分

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アメリカで今、中国語ブームが起きており、中国人シッターが引く手あまたになっている。米華字メディア「華僑」の報道を引用して、環球網が伝えた。

アメリカで今、中国語ブームが起きており、中国人シッターが引く手あまたになっている。米華字メディア「華僑」の報道を引用して、環球網が伝えた。

アメリカ、トランプ大統領の孫アラベラちゃんが中国語で「ジャスミンの花」を歌う動画が中国のSNSサイトで大ヒットした。閲覧者はたった5歳の女の子の流暢な中国語に驚いた。アラベラちゃんの中国語がこんなにうまいのは、どうしてだろうか。

今年2月11日、中国の旧暦新年を祝うために、アラベラちゃんの母親イヴァンカさんはSNSサイトで娘が中国語で歌う動画をシェアした。その時、アラベラちゃんの中国語力は中国本土の人々をも驚かせるものだった。その後、メディアの報道が相次ぎ、アラベラちゃんの中国語力が高い理由は、イヴァンカ氏が中国人ホームシッターを雇っているからだということが分かった。

また、アラベラちゃんのほかに、イヴァンカさんの2人の息子も中国語を勉強していることが地元メディアによって報じられた。アメリカの子どもたちは、上流階級の家庭を中心として、幼い頃から中国語を学習することが多くなっている。そのため、中国人シッターの雇用が増加しているのだ。高額な給料を提示する家庭は少なくなく、二つの家族が一人のホームシッターを巡って入札する「競り」まで起きた。

中国新聞網の報道によると、アメリカの上流階級は外国語ができるホームシッターを雇うことに熱心だという。こうしたホームシッターを雇い入れることで子供たちを外国語で話す環境に置くことができる。外国語を習わせることができるのに加えて、家庭のステータスを誇示することもできるのだ。

ニューヨークのホームシッター仲介機関であるPavillion Agencyによると、北京語ができるホームシッターの雇用ブームは、数年おきに起きるということがわかっている。

同社の担当者は、標準語ができるホームシッターを雇用する客層は、主に三つに分類することができると語った。第一に中国系アメリカ人だ。彼らは華僑の血を継いでおり、子供に中国文化を継承してもらいたいと考えている。第二に夫あるいは妻の一方が中国人の家庭だ。そして、第三に中国関係のビジネスをするアメリカ人と富豪だ。彼らは子供たちに幼い内から中国語を習わせることで、将来的な市場価値を高めることを狙っている。

また、ある報告によると、中国人ホームシッターの需要は2006年から急速に増加してきたという。そして、その需要の拡大とともに、中国人ホームシッターの給与水準は一般的なそれよりも遥かに高いそうだ。

2012年にAdam Davidson氏はニューヨーク・タイムズ紙で、ホームシッターを探した経験を述べた。同氏は、Zenaide Munetonさんという名前のホームシッターに打診したが、まるで雇うことができないと判明した。Munetonさんは、中国語とフランス語を流暢に話すことができるため、彼女はニューヨークの「高級ホームシッター」であり、彼女が提示した給与は年間18万ドル(約1900万円)だった。中国語ができるホームシッターの給与はこれほど高いのだが、中国人ホームシッターを雇うのはすでにトレンド。そのため、中国語の勉強も合わせて流行しているのだという。(提供/環球網・編集/黄テイ)

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