<中国人観光客が見た日本>京都のお寺で見た桜に涙腺が…、この出会いに深く感謝!

Record China    2017年4月15日(土) 12時30分

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14日、恋人と一緒に京都を訪れた中国人女性が日本の桜への思いを「旅日記」につづっている。

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2017年4月14日、恋人と一緒に京都を訪れた中国人女性が日本の桜への思いを「旅日記」につづっている。

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桜は日本では特別な存在だ。100円玉にも1000円札にも桜が描かれている。文人たちは作品に桜をたびたび登場させ、桜を通してさまざまな情感を表現してきた。桜と関連する飲食文化は古くから今日に至るまで存在し、桜をモチーフにした生活雑貨も多い。そして桜の花が開くのは入学や就職といった重要な時期だ。大学合格を知らせる電報には「サクラサク」、不合格なら「サクラチル」という言葉が使われたというではないか。桜は1000年以上の歴史を持つ日本文化の中で極めて重要な役割を演じてきた。ただ単に「きれいな花」という存在にとどまらないのだ。

私が京都に滞在したのは桜が満開を迎えた時期と重なった。その日の天気は小雨。時間があれば四条付近にたくさんある路地を散策してみるのも悪くない。せっかくの旅行なのだから急いでたくさんの観光地を回るよりも、ゆっくりと1カ所1カ所の風情を味わいたいものだ。私は細かい雨が降る中、彼と手をつないで鴨川沿いをのんびりと歩いた。傘を差しながらあれこれ会話を交わす。とても幸せな時間だった。

雨は次第に強くなり、桜の花びらははらはらと地面に落ちた。鴨川の近くには長さはそれほどでもないもののとても有名な花見小路通がある。名前に美しさを感じるが、実際の風景はもっと素敵だ。たくさんの観光客が写真を撮ったり花をめでたりして、通りの美しさに酔いしれているかのよう。そして思いがけずたどり着いた八坂神社近くのお寺も素晴らしい景色だった。このお寺は名があまり知られていなくて、訪れる人もわずか。ここで私は「桜の美しさに感動して泣きそうになる」という体験をしたのだ。この時本当に桜から離れがたくて、ずっと眺めていたい衝動に駆られた。美しい小さな花を見て感じたのは生命の不思議さ、素晴らしさだ。私の心に浮かんだのは「行き当たりばったりの生活を送るのではなく、毎日をもっと真剣に楽しむべきではないか?1分1秒をもっと大切にすべきではないか?しっかりと前へ進んでいくべきではないか?」という言葉。私はこのお寺に長くとどまりたかったが、「次の場所に行けばもっときれいな景色が見れるかもしれないよ」という彼の言葉にしぶしぶ従った。

お寺にはたくさんの石段があり、ここで駆けっこをして息を切らしていた私たちは日本人のお年寄りカップルと出会うことができた。女性は「若い、若い」と私たちににっこり。この季節に大好きな彼と最高に美しい風景に出会えたことに私は深く感謝している。生きるとはこんなにも素晴らしいことなのだ。どうかこのお二人のように、彼と一緒にゆっくりと年を重ねていけますように。(翻訳・編集/野谷

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