河南省鄭州市の美容院「保羅国際美容美髪河南有限公司」が顧客に対し不当な料金を請求し、50万元(約700万円)の罰金が課せられた事件で、2008年4月6日、店側が地元の新聞社に公開謝罪に赴き、その場で被害者側と慰謝料支払いによる和解で合意した。

この事件は3月29日、この美容院で38元（約530円）のシャンプー、カット、ブローを頼んだ女子学生2人に計1万2000元（約17万円）の法外な料金を請求。困った女子学生は、同級生35人に借金して支払ったというもの。

美容院はすでに行政上の罰金処分を受けているが、4月6日、経営者と店長が現地の地元紙、鄭州晩報へ赴き、被害者の父親に対して公開謝罪を行うとともに、不当な請求額の差額と慰謝料として3万元(約42万円)を支払うことで合意した。

行政当局などは、同店に余罪がある可能性もあるとみて引き続き調査を進めている。(翻訳・編集/愛玉)