南方都市報の報道によると、2008年4月5日、広東省広州市の白雲国際空港で、マレーシア行きの飛行機で麻薬を持ち出そうとしていた東南アジア籍男性旅客が摘発された。

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荷物のX線検査の際、異常を検知。税関職員がこの男性の荷物に入っていた食品の包装箱の中から“ERIMIN”のラベルが貼られた顆粒物4万9990粒を発見した。さらに詳しく検査したところ、これは“紅5”と呼ばれる新種の麻薬であることが判明。総重量15．5kgで、広州税関での一度の押収量としては近年でも最大という。この男性旅客はすでに刑事拘留されている。

“紅5”の主成分はニメタゼパムという物質。中国では「中枢神経抑制剤」としてリストアップされており、規制の対象。本来は鎮静、不眠症、アルコール中毒や筋肉収縮の症状を和らげるために使用されるが、依存性が高い薬品でもあるという。（翻訳・編集/岡田）