<核開発疑惑>中国が調査に協力、イランは孤立無援に―中国

Record China    2008年4月4日(金) 14時25分

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3日、ロシアとともにイランの制裁に反対してきた中国が、イランの核開発疑惑の調査に協力する可能性が出てきた。イランの制裁強化を採択した国連決議にも支持を表明している。写真は06年12月、清華大で講演する国際原子力機関のエルバラダイ事務局長。

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2008年4月3日、国際原子力機関(IAEA)に詳しいとされるある人物によれば、中国がイランの核開発に関連する情報をIAEAに提供し、イランの核兵器開発に関する調査に協力するという。四川新聞網が報じた。

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国際連合が核開発疑惑問題に関してイランに制裁を行っていることについて、これまで中国とロシアは反対してきた。イランは上海協力機構(中国、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの6か国による多国間協力組織)への正式加入を申請しているが、上海協力機構がイランの加入を認めると、核問題に絡み欧米各国と軋轢が生じてしまう。中国がイランの核問題調査に協力することが事実なら、中国はイランの核問題に反対する立場を表明することになり、イランの上海協力機構への加入も大きく遠のくことになる。

国連安保理は3月3日、イランの核問題に関する決議を採択し、イランの核開発計画に関連する制裁を強化すると決定。中国とロシアもこの決議の支持を表明しており、イランの核開発は孤立無援の状況に陥ることが確実な情勢だ。(翻訳・編集/岡田)

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