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4月2日、河南省のある美容院が散髪などで約17万円もの高額料金を請求する事件が起きた。関係部門が調査に乗り出したが、その美容院は現在も平常通りの営業を続けている。写真は問題の美容院。
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2008年4月2日、大河網によれば、2人の女子学生が鄭州市のある美容院で髪をカットしてもらったところ、その代金として合計1万2000元(約16万8000円)を請求される事件が起きた。
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女学生は同級生35人からお金を貸してもらい、何とか支払いを済ませ、ようやく自由の身になったが、店は領収書すら出さなかった。この件を受けて、市の工商部門が調査を開始。店は女学生の領収書と店のカット料金表を提出した。また、物価部門、税務部門も調査に乗り出しており、店が不当な代金の請求や脱税を行っている可能性などについて取り調べを行うことになっている。
提出された領収書の内訳はカット38元(約530円)、ヘアパック1800元(約2万5000円)、酸性シャンプー1860元(約2万6000円)、シルクプロテイン680元(約9500円)など…。女学生は「最初はカットだけで38元だって言っていたのに、それが支払い時になって急に高い値段を言われた」「今までカットで一番高かったのは20元(約280円)。こんなに高いお金を請求されるなんて知っていたら髪を切っていなかった」と話している。髪を切っている最中に、美容師からパックなどを勧められ、値段を聞いたところ「安くしておくから」という言葉にのせられてしまったのだという。
市民から非難が集中しているこの美容院は現在も平常通りの営業を続けているが、過去にも同様の事件を起こしたことがある。また、この店は他の美容院から商標侵害の訴えも出ている。(翻訳・編集/岡田)
Record China
2007/12/25