<チベット>「謝罪しろ!」、アンチサイトへのCNN「回答」に批判殺到―中国

Record China    2008年4月2日(水) 23時35分

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1日、チベット自治区ラサで発生した騒乱に絡み3月に開設された「アンチCNN」サイトで批判を受けたCNNが、自社サイトで声明を発表。だが中国国内では「謝罪がない」などの不満が噴出している。写真はチベットのポタラ宮。

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2008年4月1日、チベット自治区ラサで発生した騒乱に絡み3月20日に開設された「アンチCNN」サイトで、「事実と異なる報道」と批判を受けたCNNが自社サイトで声明を発表した。だが、チベットを「国家」と報道したことなどに対する謝罪がない、と中国国内では大変な不満が沸き起こっている。「環球時報」(電子版)が伝えた。

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報道によると、CNNは先月17日、チベット騒乱の様子として2台の戦車が市民に向って走る写真を掲載した。いかにも中央政府が武力で制圧しているかのような印象を受けるが、「サイト」側は「本当は10人ほどの『チベット人暴徒』が戦車に投石している様子が写っていたはず」と指摘。「CNNが故意に写真をカットした」と批判している。

CNNは声明でこれを「適切な編集の範囲内だった」とし、「誤解を引き起こすようなことはしていない」と否定した。また、「チベットを『国家』と報道した」とされる件についても、「チベットは『中国チベット自治区』と報道する方針だ。これまでの報道で『国家』と表現したのはわずか2回だけ」と回答した。

だが、中国国内ではこの回答を不満とする声が後を絶たない。サイトでは「“わずか2回”とは何事。1回でもダメだ」「CNNの信用は失墜した」などの批判コメントが殺到している。(翻訳・編集/NN)

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