ディズニーランドで害虫駆除に“生物兵器”を導入!―香港

Record China    2008年4月1日(火) 22時30分

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31日、香港ディズニーランドでアブラ虫などの害虫駆除に“生物兵器”としてテントウ虫7万匹をアメリカから導入することになった。殺虫剤や農薬と違い、環境に非生物的な影響が出ないことが特徴だ。写真は香港ディズニーランド。

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2008年3月31日、新華網の報道によれば、テントウ虫7万匹の“生物兵器”がアメリカから香港のディズニーランドに導入される。この“生物兵器”園内の植物を食べ尽くしてしまうアブラ虫などの害虫駆除に使われ、化学物質を含む殺虫剤や農薬と違い、環境に非生物的な影響が出ないのが特徴。

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ディズニーランド害虫対策の責任者によれば、アブラ虫が植物の枝や葉に大量に発生すると、植物は樹液を吸われることで様々な病気に感染し、光合成ができなくなり、被害が進むとやがて枯れてしまう。てんとう虫は飛行能力が低いため園内から離れてしまう心配もなく、1日に食べるアブラ虫の数は50〜70匹と効果も高い。これまでは石鹸液や殺虫剤を主に使っていたが、アブラ虫に耐性ができてしまったことで、“生物兵器”の本格導入に至ったという。昨年には、試験的にテントウ虫を導入し、アブラ虫を40%減らすことに成功しているという。

香港ディズニーランドでは4月19〜26日を“アースデー”として、入園する子供にテントウ虫を配り、キャストが指定エリアに案内してテントウ虫を放してもらうことで環境保護意識の向上をはかるキャンペーンを行うことになっている。(翻訳・編集/岡田)

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