日本滞在25年の出版社編集長、青島大学で「日中交流の促進」について講演=学生の9割近くが日本への印象をプラスに

日本僑報社    2017年3月25日(土) 14時50分

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15日、日本僑報社の段躍中編集長は、訪問先の中国山東省青島市の青島大学で、日本語学科の学生・教師を対象として「中日友好交流の促進」について約2時間にわたり講演した。

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2017年3月15日、日本僑報社の段躍中編集長は、訪問先の中国山東省青島市の青島大学で、日本語学科の学生・教師を対象として「中日友好交流の促進」について約2時間にわたり講演した。

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講演は、駐青島日本総領事館が広報活動の一環として主催。遠山茂総領事、紺野紗佑里副領事が出席し、遠山総領事が歓迎のあいさつを述べた。

段躍中編集長は講演の中で、日本滞在25年余りにわたる自身の足跡を踏まえながら、当初は日本語能力が全くの“ゼロ”だった普通の留学生が、いかに日本の社会に分け入り、出版社を立ち上げ、中国事情を日本の人々に広く伝えてきたか、その貴重な経験を紹介。

「私にできたことは、必ずあなたたちもできる。若さという特権があるからです」「毎日少しずつ努力すれば、いつかはきっと成功できる」とした上で、そのためにも「企画力、行動力、発信力を身につけることが大事」などと学生たちを激励した。

また、昨年の第12回「中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社・日中交流研究所主催)に参加し、佳作賞を受賞した青島大学の学生たちを表彰したほか、同コンクールで最優秀賞を受賞した白宇さん(蘭州理工大学卒業、現・南京大学大学院)の副賞による「日本1週間訪問」のもようを数々の写真で紹介した。日中国交正常化45周年の節目の年にあたる今年、これを記念して開く第13回日本語作文コンクールにも「引き続き参加してほしい!」と呼びかけた。

講演会の後、学生たちを対象にしたアンケート調査が行われ、その結果、講演会が「とてもよかった」と答えた人が73%、「よかった」と答えた人が26%で、合わせて99%の学生が講演に満足していたことがわかった。また、講演会を通して、日本に対する興味や理解が「とても深まった」「深まった」と答えた人は合わせて100%と全員だった。

講演会を通して、日本に対する印象が変わったかどうか聞いた質問では、「さらに好きになった」「好感が持てるようになった」が合わせて88%と、学生の9割近くが日本への印象をより良くしたことが明らかとなった。

段躍中編集長はこのほか、市内の青島柔道館で、同館創立10周年を記念して「日本で中日民間交流に25年従事して」をテーマに講演。大勢の市民らがこれに熱心に耳を傾けた。(編集/北田

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