韓国の中国向け化粧品輸出が16年は急増、THAAD問題受け業界には不安も―韓国メディア

Record China    2017年3月18日(土) 17時10分

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16日、大韓化粧品協会は昨年の対中化粧品輸出が前年比33.1%増の15億6000万ドルに達したとのデータを発表した。資料写真。

2017年3月16日、大韓化粧品協会は昨年の対中化粧品輸出が前年比33.1%増の15億6000万ドル(約1770億円)に達したとのデータを発表した。参考消息網が韓国・聯合ニュースの報道として伝えた。

これによると、韓国の昨年の化粧品輸出は過去最高の41億7800万ドル(約4700億円)。前年と比べた伸び率は43.6%だった。全体の4割弱に当たる中国向けは2013年の3億ドルから約5倍に増え、中国市場でのシェアは23.7%と2010年の5.4%から大きく上昇。国・地域別ではフランス(29.3%)に次ぐ2位となった。大手メーカーの商品に加え、中小メーカーの美容パックなどが中国の消費者に受けたことがシェア拡大の要因とみられている。

ただ、中韓はこのところ、在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備計画で関係の冷え込みが目立つ。聯合ニュースは「韓国のTHAAD配備決定後に中国政府は韓国コスメに対する検査を強化した。対中輸出に影響を与えるかどうか不安が広がっている」と指摘。ある化粧品会社の責任者の話として「中国のTHAAD報復措置によって化粧品業界が打撃を受けるといったことは現時点では起きていない。ただ、業界にしわ寄せが来ることに対する懸念はある」と伝えた。(翻訳・編集/野谷

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