2008年3月29日、「無煙五輪」の実現と国際公約の履行のため、北京市ではこの5月から公共の場所での喫煙が全面的に禁止となる。「北京晨報」が伝えた。

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1996年施行の旧禁煙規定に比べ禁煙エリアが大幅に拡大した新しい「公共場所喫煙禁止範囲の若干規定」は、すでに北京市政府常務委員会を通過。この5月から正式に実施される。新規定では、体育館やスタジアム、練習場などのスポーツ関連施設はもとより、レストランやネットカフェなどの商業施設も禁煙となる。公園やリゾート施設などの喫煙所以外の場所や交通機関の待合室、行政各機関の職場や食堂、廊下、エレベーター内等も全面禁煙に。また、市内のホテルや旅館に対しては「禁煙ルーム」の設置を義務付けている。

喫煙エリアについては、「禁煙エリアから完全に隔離され、人々が多く集まる場所や通路から遠く、見やすい標示や案内板があり、消防体制は万全で、禁煙教育を行う」という5つの規定を設け、将来的には喫煙エリアそのものをなくしていくとのこと。（翻訳・編集/本郷）