韓国の小学校グラウンドに敷かれた高価天然芝、1年もたたずに全滅=韓国ネット「日本と比べ、韓国は見せ掛けだけで中身がない」

Record China    2017年3月19日(日) 19時0分

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16日、韓国・聯合ニュースによると、韓国東北部、江原道原州初となる天然芝のグラウンドを誇った小学校の芝が開校1年足らずで全滅し、悲しみに包まれている。写真は韓国の学校(資料写真)。

2017年3月16日、韓国・聯合ニュースによると、韓国東北部、江原道(カンウォンド)原州(ウォンジュ)初となる天然芝のグラウンドを誇った小学校の芝が開校1年足らずで全滅し、悲しみに包まれている。

「夢と才能を生かす、楽しく幸せな学校」をモットーに昨年3月に開校した原州市内のボドゥル(柳)小学校は、江原道初のスマート教育が可能な施設と自然親和性のある建築から昨年末「2016年度大韓民国優秀施設学校選定」において大賞を受賞していた。中でも、2000平方メートルを超えるグラウンドには寒地型の西洋芝・ケンタッキーブルーグラスが植えられ、5月の運動会には全国の学校から訪問客が集まるなど、学校のシンボルとなっていたという。

しかし、7900万ウォン(約790万円)を投じて敷き詰めた天然芝は昨年8月の異例の猛暑により弱り始め、学校側の懸命な手入れにもかかわらず猛暑から2週間で全て枯れてしまった。昨年3月に赴任したキム・ヨンヨン校長(61)は「西洋芝は寒さには強いが暑さには弱いと聞いた。昨年の異例の異常気象のために枯れたもの考えられる」と悔しさを口にしている。

事態を受け、原州教育庁は芝の再生を断念、保護者などの意見を基に今年の夏休みに約1000万ウォン(約100万円)を投じてグラウンドに「磨き砂」を入れる予定だという。

ある関係者は「1000人近くの幼い児童らが遊び回るべき小学校のグラウンドに、高度の管理が必要な天然芝を敷くということ自体無理なことだった。天候が暑かったとはいえ1年足らずで全て枯れたのは、品種や管理に問題があったとみなければならない」と指摘している。

なお、児童らによると「芝生がある時も体育の授業は主に体育館を使っていて、芝生のグラウンドはほとんど使っていなかった」という。

これを受け、韓国のネットユーザーは「子どもが毎日駆け回るグラウンドに芝を敷く発想自体、他人のお金を投資する公務員じゃなければできない」「見せ掛け行政の見本」「天然芝を敷いてる学校の特徴:生徒を遊ばせない、草むしりをさせる、行事の時だけ見せびらかす」と市や学校側を非難するコメントや、「暑さのせいならゴルフ場の芝も枯れるんじゃない?」「改良種は根付きはいいけど葉や茎が弱い。それに比べて韓国の野生の芝は生命力が強い」と芝の品種に疑問を投じるコメント、「日本の学校にある西洋芝のグラウンドは、土を3層にして、その下に水が流れる空間を作って夏には涼しく冬には温かくするようにしている。韓国は見せ掛けだけで中身がない」と日本のグラウンドと比較するコメントなどを寄せている。

一方で、「このまま諦めたらお金が無駄になってしまう。初めからうまくいくものではないし、何が原因でどう変えたらいいか考えるべき。暑さや寒さに強い品種開発研究の必要もある。成功すれば大もうけも期待できる」「こうやって試行錯誤しながら改善していくもの。いつか全ての学校に天然芝のグラウンドができたらいいな」と希望を込めたコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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