<南海1号>宋代の沈没船、保存のため巨大プールに海水注入―広東省陽江市

Record China    2008年3月29日(土) 10時27分

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26日、昨年海底から引き揚げられた宋代の沈没船「南海1号」が保管されている広東省「海上シルクロード博物館」の巨大プール「水晶宮」に、この日初めて海水が注入された。

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2008年3月26日、南宋時代の沈没船「南海1号」が保管されている広東省の「海上シルクロード博物館」の「水晶宮」に海水が初注入された。「中国新聞網」が伝えた。

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昨年12月22日に広東省陽江市沖の海底から引き揚げられた800年前の商船「南海1号」は、同月28日に同博物館内の巨大プール「水晶宮」に運ばれた。3月26日午前9時、「水晶宮」に海水の注入を開始。関係者によると「水晶宮」は施設面でまだ完全とはいえないため、海水注入は水深約6mまで。この水位では「南海1号」を覆っている巨大な箱全体を沈めることは出来ないが、箱内部の「南海1号」自体は完全に海水につかるという。

「水晶宮」に注入される海水は、自然砂を用いたろ過方法で浮遊生物を除去してある。また、海水循環システムにより毎日全体量の10%にあたる海水が入れ替えられ、「水晶宮」内の水質は常に一定に保たれるとのこと。(翻訳・編集/本郷)

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