台湾から亡命の中国軍大佐、朝鮮半島・台湾海峡情勢を語る―米華字メディア

Record China    2017年3月10日(金) 8時40分

拡大

9日、米華字メディア・多維新聞によると、1989年に台湾から中国本土に亡命し、現在は台湾籍全国政協委員で中国人民解放軍空軍大佐の林賢順氏はこのほど、中国メディアのインタビューに応じ、朝鮮半島と台湾海峡の情勢について語っている。写真は中国軍兵士。

2017年3月9日、米華字メディア・多維新聞によると、1989年に台湾から中国本土に亡命し、現在は台湾籍全国政協委員で中国人民解放軍空軍大佐の林賢順(リン・シエンシュン)氏はこのほど、中国メディア・両岸視点のインタビューに応じ、朝鮮半島と台湾海峡の情勢について語っている。

林氏は、朝鮮半島情勢について「米国はこの問題を解決する気など元々ない。北朝鮮の脅威を利用して日韓をコントロールし、中国を封じ込めようとしている。中国がこの問題の解決のためにどんなに努力しようと、それは無駄なことだ」と指摘。高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備が開始されたことについては「これは北朝鮮への備えではなく、韓国を守ることも不可能であり、中国に向けられたものだ」との認識を示した。

米国は台湾にもTHAADを配備する可能性を排除していないと一部メディアで報じられた。これを受け、中国の元南京軍区副司令官の王洪光(ワン・ホングアン)中将は先日、「(台湾にTHAADが配備される)その日はわれわれが台湾を(武力で)解放する時になるだろう」と述べている。林氏は「個人的な意見」としてこの発言に賛同した一方で、「台湾海峡情勢には現在、切迫した緊張はない」と述べた。

朝鮮半島と台湾海峡で同時に軍事衝突が発生した場合については「どちらに進むかは米国次第だ。米軍の行動がどのようなものであれ、解放軍は相応かつ適当な報復能力を保持しておかなければならない。領土の主権と安全を守る能力さえあれば、米国と軍拡競争をする必要もない。経済の発展と民生の改善が最重要だ」と指摘した。(翻訳・編集/柳川)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携