“反韓”激しい中国に行っても大丈夫?訪中旅行予定の韓国人が抱える葛藤=「悩むことじゃない」「韓国も強気な姿勢を見せよう」―韓国ネット

Record China    2017年3月8日(水) 13時30分

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6日、韓国・聯合ニュースによると、在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐり中国国内での反韓感情の高まりが懸念される中、中国旅行を予定する韓国人の間で不安が広がっている。写真はソウル・仁川国際空港。

2017年3月6日、韓国・聯合ニュースによると、在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐり中国国内での反韓感情の高まりが懸念される中、中国旅行を予定する韓国人の間で不安が広がっている。

中国では、配備地提供を決めた韓国ロッテへの不買運動が行われたり、百貨店内の韓国ブランドの化粧品コーナーで中国人夫婦がイベントを妨害したり、北京の食堂では韓国人客が追い出されたりするなど、「反韓」の雰囲気が広がっている。

そのため韓国では中国旅行を不安視する人が増加、インターネット上の掲示板には「中国旅行をキャンセルすべきか」という悩み相談が多く寄せられている。それでも大部分はキャンセル料の支払いを避けるため旅行を決行するようだが、中には「キャンセル料30万ウォン(約3万円)を払って上海行きの航空券を取り消した」旅行客もあった。また別の旅行客は「THAAD報復に熱を上げている中国が憎い。『韓国はこんなにも力がないのか』と恥ずかしく思う」と胸の内を語った。

一方、韓国の旅行会社にもキャンセル関連の問い合わせが相次いでいる。ただ、ある旅行会社の関係者によると、「中国に行っても大丈夫かという安全に関する問い合わせが増えた」ものの、「キャンセル料金のこともあり、キャンセルはそれほど出ていない」という。

聯合ニュースは、2015年に中国を訪れた韓国人旅行客は444万人余りと訪中外国人の中では最も多く、韓国人観光客が減れば中国の観光市場も少なからず打撃を受けるのではないかと伝えている。

これについて韓国のネットユーザーからは3000件以上のコメントが寄せられ、「何を悩んでるの?こっちも中国には行かない、中国製を使わなければいいこと」「中国を旅行できないから絶望?世界は広いし行く所はたくさんある」と励ますコメントや、「THAAD配備は中国の反発まで考慮した重大な決定だった」「THAAD配備には賛成してなかったけど、中国の行動を見ると賛成せざるを得ない。他国のことを言えた立場じゃないけど、あれが国と言える?」とTHAAD配備に賛成するコメント、「大統領とその周りが無能だから」「韓国が同盟国と考える米国も少しは動いてくれたらいいのに、見た感じトランプ大統領は中国と仲良さそうだし阻止はしてくれないだろうな」と米韓を非難するコメントなど、さまざまな声が聞かれた。

実際に旅行をキャンセルしたというネットユーザーは、「自分も違約金12万ウォン(約1万2000円)を払ってキャンセルした。中国がいつまでこうしていられるか韓国も強気な姿勢を見せないと。少なくとも国家は、冷静に判断し対処していくべきだと思う」という持論を展開している。(翻訳・編集/松村)

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