日中韓の大学生に「豊臣秀吉はどんな人?」と聞いてみた=認識の大きな違いに韓国ネット「面白い」「慰安婦についても聞いて」

Record China    2017年3月1日(水) 12時50分

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1日、韓国・WIKITREEがこのほど、日中韓3カ国の大学生が韓国の歴史をどのように学んでいるかについて検証映像とともに紹介した。資料写真。

2017年3月1日、韓国・WIKITREEがこのほど、日中韓3カ国の大学生が韓国の歴史をどのように学んでいるかについて検証映像とともに紹介した。

映像に登場したのは、日本・東京大学、中国・北京大学、韓国・ソウル大学と、各国の最高学府と言われる大学の学生ら。韓国史で重要とされる特定の人物や事件を提示し、それが各国でどのように教えられているか「概要」と「重要度(最大星五つ)」で回答してもらう実験が行われた。提示された事項は「豊臣秀吉」「尹奉吉(ユン・ボンギル)」「広開土太王(こうかいどたいおう)」「朝鮮戦争」など多岐にわたる。

「豊臣秀吉」に関する東大の学生の重要度評価は星五つ。概要では「日本の英雄」であり、「日本を統一後、朝鮮に出撃した将軍」「(文禄・慶長の役で)李舜臣(イ・スンシン)の亀形の鉄甲船により退却した」「文禄・慶長の役で殺害した人々の鼻や耳を持ち帰ったが、その写真が教科書に載っている」などと答えた。北京大の学生らは「教科書にはほとんど載っていない」「他の本を見ると、朝鮮を侵略した話が出ている」とし、重要度は星0.5。ソウル大の学生らは「日本を統一した将軍」と述べ、朝鮮出兵に関しては「明国への道を切り開くという表面上の口実があった」と説明した。

「尹奉吉」については、ソウル大の学生が星四つと評価。尹奉吉を「義士」と呼び、「韓国の独立運動家。日本の将校に爆弾を投げた」と説明、一方、北京大の学生らは「歴史教科書には載っていないが、国語の教科書に出てくる」と星一つを掲げた。そして東大の学生らはというと、「全く教わっていない」とか「?」マークのみの回答、司会進行の説明を聞いてようやく少し理解したようだった。

この実験結果を受け、韓国のネットユーザーからは「反応が全然違う」「同じ事件・人物なのに国によって全く異なる観点で説明されているのは面白い。各国の歴史教科書を比べてみたい」と各国の違いに興味を持ったというコメントや、「見る視点が違うからね」「現在日本の大学の社会学科に留学中。日本では秀吉の朝鮮出兵と言われているけど、韓国では倭人が侵略してきたとされているね」「韓国人が日本の偉人を知らないのと同様に、日本人も韓国の偉人には疎いのでは」と国による視点の違いを指摘するコメントなど、多くのコメントが寄せられている。

中には、「中国はほとんど星一つ…」と北京大の学生の評価を悲しむコメントや、「勝者にとっては栄光の記録だけど、敗者にとっては痛い記録。歴史は勝者の観点から伝えられてきた」と歴史について論じるコメント、「慰安婦について聞けば良かったのに。反応が気になる」とのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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