「市長面談デー」苦情を直談判=開かれた政府で調和のとれた社会実現へ―雲南省昆明市

Record China    2008年3月23日(日) 21時8分

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20日、雲南省昆明市で初の「市長面談デー」を迎え市長らが市民約100人と面談、訴えに耳を傾けた。市政府は今後毎月20日を「市長面談デー」とし市民の問題解決を目指す。

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2008年3月20日、雲南省昆明市では初の「市長面談デー」を迎え、100人余りの市民が市体育館で張祖林(ジャン・ズーリン)市長と副市長3人と面談した。中国新聞社が報じた。

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20日早朝、面談を終えた左慧真(ズオ・フイジェン)さんは(女性、60歳)は、感動してこう述べた。「立ち退き問題を提起したが、市長の回答は満足いくものだった。こうした面談日の設定は、私たち市民が問題を訴える新しい窓口となると思う」

   

市信訪(苦情訴え)局の李旭升(リー・シューション)副局長によると、当日、市長との面談に訪れた市民は1000人以上。市長らは約100人と面談し、その際、主に社会保障、医療保険、住宅、就業などに関する問題が提起されたという。

「市長面談デー」制定の目的について張市長は「市政府の事務効率向上」を挙げ、「政府が開放的なものになれば、市民の訴えと要求がすぐ伝わり、われわれも即座にその要求に応えることができる」と話す。張市長は麗江市長だった05年当時も「市長面談デー」の実績があり、面談を通して市民の問題が解決されるにつれ、社会の調和が取れていく様を実感したともいう。

昆明市は毎月20日を「市長面談デー」とし、市民が抱える問題を解決していく。当日、希望者が多く面談できなかった市民は翌月に繰り越される。(翻訳・編集/汪葉月)

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