北京オリンピック開幕まで、あと150日あまりに迫った。レコードチャイナ編集部では、オリンピックの主催国である中国のスポーツ界で「国宝」と目される8人の注目アスリートを紹介する。ソースは中国の大手ポータル・網易(NETEASE)。

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第4回は、国宝指数「★★★」の楊威(ヤン・ウェイ)。国内で「体操王」の異名を持つ体操界のエース楊は中国代表チームに抜擢された当初、単独の種目で傑出した成績を残せる選手ではなかった。しかし国際経験を積むにつれ、「総合得点」で稼げるマルチ選手として、チームに欠かせない存在となっていく。

16歳でナショナルチームに選出された楊は、19歳で出場した1999年の世界選手権で団体総合金メダルの華々しいデビューを飾る。最初の頂点は2000年のシドニー五輪。団体総合で金メダル、個人総合で銀メダルを獲得した。

その後、かつての「体操王国」中国はリーダー不在に悩み、一時は凋落の危機に瀕する。だが、ここ2年で李威にリーダーとしての風格が備わり、北京五輪への夢は一気に膨んだ。2006年の世界選手権やアジア競技大会、2007年の世界選手権などでの成績は団体、個人とも上々で、再び金メダル量産を射程圏に捉えている。(翻訳・編集/愛玉)